連続失敗魔

 

失敗というやつは、どうも連鎖するみたいだ。前の失敗が後の失敗に因果を及ぼしているとは思わないのだが、失敗は連続・頻発するような気がする。

 

 まず酔っての乗り過ごしに始まった。私の降りるのは外房線土気駅、千葉駅から6つ目の駅だから徐々に空いてきて着く少し前で座れることがある。やばいのは、座れた途端にホワッと寝てしまうことだ。たぶん、ほんの一瞬なのだが降りるべき駅を過ぎていたというのは何度か経験している。千葉から飲んでいる時には座らないようにと気を付けているのだが、今日は大して酔ってないから大丈夫などと思っていると危ないのである。またやってしまった。次の駅の大網駅で降りたら11時半だったが、もう上り電車がない。通勤と逆方向は終わりが早いのだが、11時半で終わりとはねえ!腹立たしいやら情けないやらで、つい女房殿に隣駅までお迎えをお願いしてしまった。ということで、お目玉を頂戴してしまった。

 

 次の日は、人間ドックでひっかかった項目の2次検査、それも2回目の2次検査だから3次検査というべきだろう。午後4時からの予約で、勤務先から出発前に診察券がないのに気が付いた。診察券でチェックインを行うようになっているので、どうしたらいいか案内で聞くと初診受付のラインに並べといわれる。面倒だし診察券の再発行になるとお金も取られそうと警戒していた。「あ〜あ、諦めが肝心、精神修養・精神修養」と言い聞かせていたら、「金井さん、前回忘れていかれましたね」だって。支払い時に診察券を使用して、払いの終了時に取り忘れたということだ。はずかしいやら、ほっとするやらで、「もう繰り返すまい・しっかり確認」と肝に命じたのでした。連続性と言う意味では、失敗は2週間以上前に起こっていて気付かなかっただけという考え方も、2週間続きの失敗にやっと気が付いたとも言えます。

 

 検査の結果は左目に緑内障ありだった。左目の下部に視野欠損があり、薬の点眼と3か月ごとの検査を命じられてしまった。とりあえず何も困ってはいないので、予定されていた会社の会議と宴席に参加したのだが、その帰りにまたまた失敗をやらかしてしまった。乗り越しをやったばっかりですから、さすがに気をつけていて連続の乗り過ごしはしませんでした。(偉いでしょう)土気駅に到着して改札を出ようとしたら、いくら探しても定期が出てきません。思い当たるのは、今日は座るために通勤快速のグリーン券を買った。グリーン券を買うためにSUICAの定期券を使ったのだが、残高不十分でSUICAの残高を増やそうとした。そこからがトラブルで機械が紙幣を受け付けない、何枚か紙幣を換えてやってみても戻ってしまう。そのうち発車のベルが鳴りだして、え〜い、現金で車内で買うからイイやとあきらめて乗り込んだんです。実はグリーン券は前もって買ってあると車内で現金で買うより250円安いので頑張ったわけです。思い当たるのは、あの時にSUICA定期を取り忘れたのだろうということでした。土気駅で定期を失くした話をして、新橋駅にも聞いてもらいました。診察券みたいに「忘れてましたよ〜」ということにならないかという期待です。

残念ながら、柳の下の2匹目の泥鰌ということにならずSUICAの再発行手続きに1000円払いました。待っても見つかるかどうかわからない不確実性にかけるわけにもいきません。それに土気・新橋は片道970円で翌朝の乗車券代でチャラですから合理的な選択と言えるでしょう。即座に前のものを使えないようにして再発行できるのはSUICAの効用ですよね。面倒だったのはSUICAの再発行券を受け取れるのはグリーン窓口だけに限られているということでした。土気駅のグリーン窓口はちょっと前に廃止になっていて最寄りのグリーン窓口のある駅に行かなければいけないことでした。翌朝しかたがないのでお隣の本田駅で新しいSUICA定期を出してもらいにいきました。その乗車券代は窓口で払い戻してくれ前日の乗車券代も免除ですから、特別に払った私のコストは1000円とこの手間ということです。新橋のグリーン窓口で出してもらいたいと言ったら最寄りの駅までの代金しか払い戻せないと言っていました。それ以上議論しませんでしたが、定期を持っている事実を確かめた上で再発行するわけだから、翌日の片道無料券くらい出してくれても良い気がする。だって俺は定期代も払って再発行手数料まで払っているのだから。ちなみに、古いSUICAが出てくればDEPOSITの500円は払い戻してくれると言っていました。

 

とにかく、こういうトラブルは浪費される時間とストレスがたいへんなわけです。あ〜あ、疲れた。こんなの読まされた方はもっと疲れたかもしれませんが。

 

2013113日)       失敗談メニューへ       総合メニューへ