マイナンバーから「世界に一つだけの名前」

 

Yahoo2013-3-2)に“国民全員に番号を割り振るマイナンバー法案が今国会で成立の公算。納税や社会保障での利便性が期待される一方、情報流出や悪用の懸念も。あなたはマイナンバー導入をどう思いますか?(クリックリサーチ)”という記事がトピックス載っていた。

こんなもの議論する方がおかしい。あなたの名前がユニークであるように名前をつけましょうということである。同姓同名の誰かに隠れて何をしようというのか? 世界に一つだけの花という歌が流行った。ナンバーワンよりオンリーワンという内容だったが、オンリーワンというなら独自のユニークな名前が要るだろう。世界に一つだけの花だというなら世界に一つだけしかない名前を堂々と名のるべきなのだ。世界に一つだけしかない名前を病院でも金融機関でも、あらゆる場面で使ったとすればその人の情報は単純に名前で関係づけられることになる。命名するときにユニークな名前でなければ付けられない社会を想定すれば、おかしなことではない。ただ既に同じ名前の人間は存在しているから、別途ユニークな名前をつける。それが社会番号だかマイナンバーだかということにすぎない。

マスコミがへんに煽るから大事な施策が何時までたっても成立しない。なぜ大事かって? これがないおかげでどんなに無駄な事務コストが政府・金融機関ありとあらゆるところで発生している。これがないからシステム化がすすまない。公務員の給料を下げろと叫ぶ前に、役にも立たない無駄な仕事をなくし人を削らなければいけない。

 

それにグローバル時代ということを考えれば本当に「世界に一つだけの名前」も必要になってくる。人も企業も世界を巡っている。病気もテロリストもお金も地球をひとっ飛びという時代である。病原菌もネットのウイルスも世界を単位に動いている。人間にも法人にも、現在の国家を超えた”世界に一つだけの名前”がついていないと不便な時代に入ってきている。マイナンバーくらいでガタガタしている場合ではないのである
(2013年3月3日)
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